嫁姑

嫁姑バトル物語(5)「ぜ~んぶやってもらうから」

今日の嫁姑バトルエピソードのお題は

「ぜ~んぶやってもらうから」

これ、姑が私や私の両親の前で言い放った言葉です……結局実現しませんでしたけどね……フフフ……(←野口さん@ちびまる子ちゃんの声)

今回はその背景となるエピソードをご紹介します。

私の両親の前で「ぜ~んぶやってもらうから♪」と宣言

 

もう30年以上前なのでどのタイミングだったか忘れましたが、結婚式前後のどこかで私の両親が夫の実家を訪問したんですよね。

その時姑が食事の用意などをしていたので、私が「手伝いますよ」と言いながら台所に立ちました。

すると姑が「あなたはいいからそっちに座っていて!」と断ってきましたが、おそらく私は気を遣っていたんでしょうね(その時の心境はよく覚えていないけど)。

それでさらに「いえ、お義母さんだけに働かせるのもなんだから」などと言いながらさらに手伝おうとしたんです。

すると、実父母もいる前で姑が大声てこう言ったのです。

「どうせ将来はあなたにぜ~んぶやってもらうから。今はまだお客さんでいいのよ~♪」

その一言で一瞬場の空気が凍り付きました。

そして……母が一瞬鬼のような形相で義母をにらみつけたことを私は見逃しませんでした。姑が母の表情を見たかどうかは知りませんが。

「義実家が私に奴隷労働させる未来」が見えてしまった

 

善良な私は、一瞬その言葉が本気かどうかを疑いました。

しかし、初対面の際にお酢を飲まされた事件がありましたから、

「将来は本当に一切の家事と義祖父母・義父母の介護を私にぜ~んぶ押し付けるつもりだな……実父母がいるところでわざわざそれを言ったな」

とすぐ気づきました。

その一言で私の脳裏には

万が一同居すれば絶対奴隷労働をさせられる未来

がはっきりと見えてしまいました。そして、

将来同居の話をされても絶対イエスと言わんぞ!

と固く誓いました。

同居回避のために実家そばにマイホームを構える

 

その後、夫の勤務先が私の実家に近いこともあり、

勤務先に近い場所にマイホームを構えるメリット

を夫に説き続けてきました。

また、義父母が同居をほのめかした頃、ちょうど二世帯同居の夫の先輩や同僚の夫婦が、親世帯との子世帯の不仲が原因で離婚ラッシュになりましてね……夫が同居を嫌がったんですよ……フフフ…(野口さんの声再び)

また、詳しくは日を改めてお話しますが、夫と義実家との間でもバトルが勃発まして。フフフ…(野口さんの声三度)

そんなことが色々あって、その後我が家は義実家には内緒で私の実家のそばにマイホームを建てました。

それによって義父母との同居を避けられた次第です。

兄弟も配偶者の実家そばにマイホームを……

 

その後結婚した兄弟も配偶者の実家そばにマイホームを構えました。兄弟もひとくせふたくせもある義実家との同居を避けたのだと思われます。

そのため、義実家(建物)を継ぐ者は誰もいなくなって現在に至ります。おかげで我が家も兄弟の家庭も実に平和です。

今は夫に先立たれた義母が一人で義実家に住んでいます。昔はあらゆる面において「何もできない人」だった義母ですが、今はまるで人が変わったようにしっかりして人生をエンジョイしています。

まあ、かえってその方が義母も気楽でいいんじゃないかと思います。正直私に関係ないところで幸せになってくださいって感じです。

その辺の話も日を改めてお話しますね♪

では今日はこの辺で。