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嫁姑バトル物語(2)結婚後初めてのお盆は「義両親との地獄旅行」に

 

こんにちは。当地は現在台風絶賛直撃中。断続的に窓が開けられないレベルの大雨が降っています。

風はそれほど強くないのですが、けっこう雨量が多いのが気になるところ。夜まで気が抜けない状態が続きそうです。

これから台風が行く地域でも大雨になりそうです。念のため、防災グッズや当面しのげる食料品などを手元に用意しておくことをおすすめします。

さて。超久しぶりの更新は、前回に引き続き嫁姑(舅)エピソードです。本来なら時系列順にエピソードをお届けするべきなのですが、今はお盆なのでお盆の嫁姑エピソードをお届けします。

結婚後初めてのお盆は夫不在の状態で義実家と旅行

結婚後初めてのお盆は夫が3か月の海外研修中で私は妊娠初期。母体の安全のために義実家への帰省はしないつもりでいました。

ところが、お盆の直前に義実家から私の実家に突然

「〇日と〇日(お盆期間の土日)に××(義実家近隣の観光地)のホテルを予約したので、Kさん(私)と一緒に来てくださいね~( ̄▽ ̄)」

と姑から電話が。まだ現役だった両親は慌ててスケジュールを調整。娘の新婚早々義実家ともめたくない思いから渋々その誘いに応じることになり、私については具合が悪ければ参加しないという形で承諾する旨を義実家に伝えました。

こちらとしては、

……こちらが妊娠初期だと言っているのに親まで巻き込んで事後承諾とは。妊婦への配慮ゼロじゃないの……

という感じで非常に憤慨しました。

しかし、私も新婚早々義実家とはもめたくはないという思いがあり、つわりを我慢しながら両親と一緒に夫不在の状態で義実家との旅行に臨んだのです。

しかし、そこで待っていたのは数々の地獄エピソードでした。

地獄エピソード1:「全員同室に宿泊」で予約していた

義両親と合流してすぐ、

「全員同室に宿泊」でホテルの予約を取っていた

ことを知らされ、私たち親子は大きな衝撃を受けました。

元々プライバシーという概念が薄そうな人たちだとは思っていました。しかし、私だけならともかく私の両親まで義両親と同室で泊まることを強要するとは……私たちは空いた口がふさがりませんでした。

さらに驚いたのは、「宿泊料金はこちら持ちなんだから文句を言うな」と言わんばかりの言葉があったこと。思わず3人そろって

「はぁぁ!?誰も頼んでないし!」

という表情を露骨にしてしまいましたね……(遠い目)

地獄エピソード2:食事中に「合鍵をよこせ」攻撃

地獄はまだまだ続きました。

5人そろって夕食を食べている席で、義父が突然

「そろそろ(私たちの家の)合鍵をよこしてもらおうか」

と言い出したのです。

「息子の家なんだから、自分たちが合鍵で自由に出入りしていい」

がその理由でした。(おいおい……)

夫が義両親に頼まれてもガンとして合鍵を渡さなかったので、夫不在中に私の親のいる前でその話を切り出したのでしょう。

また、おそらく義父と同年代の親なので、「お義父さんの言う通りだよ。合鍵を義両親に渡しなさい」と私に言うことを期待していたようです。

ところが。

その依頼は父親が秒で断りました

「私たちも娘から娘の家の合鍵は受け取っていませんよ。別所帯を持って独立した子どもの家の合鍵を親が持つ必要はないと私は思っています」

と父親は言ってくれたのです。

そんなナイスな父のフォローに私が内心

父よグッジョブ👍いい仕事してくれたじゃん

と内心喜んだのは言うまでもありません。

地獄エピソード3:姑が熱帯夜なのに部屋のエアコンをオフ

しかし、地獄はそれだけではありませんでした。全員が寝静まった深夜に姑が「やらかして」くれたのです。

今でこそ夫にきつく言われて渋々エアコンをオンにしている姑ですが、昔は「冷房は身体に悪い」と信じていました。そのため、冷房が効いた室内の空気が気に入らず、

エアコンをオフにして網戸がない窓を全開に。

その日は熱帯夜。めちゃくちゃ暑い上に外から入ってきた蚊の波状攻撃も受け、ろくに眠れないまま地獄の夜を過ごす羽目になりました。

地獄エピソード4:妊婦に全く配慮がない分刻みの旅行スケジュール

妊娠初期の妊婦に配慮がない分刻みの旅行スケジュールも地獄でした。

つわりと流産への心配から歩みが遅くなりがちな私を置いて義両親はどんどん前に進みました。

母が「娘は妊娠初期なので少し配慮を」とお願いしてもガン無視。ついに父が「それなら別行動にしましょう」と大声を張り上げる事態になりました。

それで渋々私のペースに合わせ始めた義両親ですが、姑はブツブツと「せっかく費用こちらもちで連れてきてやったのに」などと文句を言い続けていましたね……

(だから誰も頼んでないって!)

地獄エピソード5:つわりの私に無理やり食べ物を押し付ける姑

さらに地獄は続きました。

その日は今でいう猛暑日に近い気温で日差しも非常に強く、妊娠初期の私はつわりで食が進まない状態でした。

しかし姑は「私が妊婦だった時はなんでも食べられたわよ」「2人分しっかり食べなきゃ」と言い、妊婦が胸が悪くなるようなボリュームがある食べ物を勝手に買ってそれを無理やり私にすすめるのです。もはや嫁イビリ以外の何物でもありません。

さすがに私が「これは全部食べ切れません」と捨てようとしたら、「せっかく買ったのに……食べモノを粗末にするなんて」と文句を言いながら自分でそれを食べ始めました。

それを見た私の具合が一気に悪くなったのは言うまでもありません。

お盆の地獄旅行後日談

そんな感じでお盆の地獄旅行が終わり、その後私も両親も義両親からのその手の誘いにはガンとして応じませんでした。

ちなみに、あとで両親に聞いた話ですが……

義両親との地獄の旅行について両親は大変憤慨していました。しかし、

「こいつらには何を言っても通用しない」

「自分たちが文句を言って娘に被害が及んでも困る」

と思ってその場では穏便な対応に終始したそうです。

ただ、「夫君の態度によっては離婚も考えた方がいいな」と両親ともに思ったようで……夫は帰国後私の実家に呼ばれて父から延々と説教されていました。

そんな父に私は一生足を向けて寝られません。